教育再生会議第1次報告の読み方を考えています。

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouiku/kettei/070124honbun.pdf
 首相が言う「規範意識徹底」というのは何の教育技術もいらないでしょう、「規律ある教室」「毅然たる指導」とかはまるで交通整理のような心が通わない感じよ。
 「子どもはルールをきちんと守れればOK」などと首相は考えているかもしれないわ。
 私たちは学校の枠からはみ出してしまう子たちを何とかしなくちゃならないのに「規律を教え込む」程度でこの深刻な状況が解消できるはずはない。
 心の問題に苦しみ助けを求めているサインに対して「規律を乱す悪」と決めてかかり、規律に従わなければ子どもは排除される。

 先日の教育長からの連絡(命令)「授業を妨害し授業担当の指導に従わない者は別室にて指導するように‥」を管理職が発表していた。(私たちに意義を唱える権利などはない)

 これでは教員間(担任へ)の連絡に不自由しそうだわ、特定の生徒が問題行動を取って授業が滞ってしまったなどとは言い辛くなるのよ。

 子どもと教員との信頼関係にも悪影響があるでしょう。ぎくしゃくした関係にストレスが増える一方だと思う。万が一問題が起きて「別室指導」したとしても教員がどこまでフォローできるのか、そんな余裕が今の学校にあるとは思えないでしょう。

 余計なちまちまとした書類ばかり書かせてないでくれ、私たちは生徒をゆっくり見つめられる時間が欲しいと叫びたい。30人学級の実現こそを願うわ。

 私が最も主張したいのは、子どもは愛情を持った大人の眼差しの中でこそ安心して成長できるもので、この「どんな哺乳類にも共通の真実」を忘れてはいけない、この基本に戻るべきだということよ。
 
 今日の怒りはこの辺で‥第1次報告はもっと読み込む必要がありますね〜