2007-05-08 小池清彦 護憲 もしこの憲法がなかったら日本は朝鮮戦争、ベトナム戦争に参戦し、自衛隊は即座に出兵させられていたでしょう。湾岸戦争も即出兵になっていたはずです。 当時、私は防衛研究室長でしたが、途中から教育訓練局長になりました。国会では国連平和協力法案が紛糾し、廃案になりました。その時、平和憲法は国の宝だと思いました。憲法があるがゆえに日本人は海外で血を流さずにすんでいると実感したからです。 解釈によって憲法上、集団的自衛権が行使できるとすることは、憲法を改正したと同じ効果をあげようということなのです。 日本はアメリカの要求を拒否するよりどころを失い、世界の戦争の最も熾烈なところへ投入されるでしょう。 元防衛庁の人から伺う話は実感が伝わります。 改憲の次には徴兵制がある、おそろしい。