辺野古

珊瑚礁の海に米軍最前線の基地を作らせていいのか

この豊かな自然を守るためにもジュゴン保護キャンペーンセンター/市民アセスなごの署名にご協力ください!
http://www.thepetitionsite.com/takeaction/511549172?ltl=1179397818

先日のエントリーにも書いた、辺野古での自衛隊による暴力活動がいよいよ始まるようだ。以下のブログで経過を確認していただきたい。
http://blog.livedoor.jp/kitihantai555/
http://henoko.jp/info/

さてこんな記事を見付けた。

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調査に自衛隊協力は正当!妨害活動が異常!久間大臣
ANNヘッドライン 2007/05/18(11:45)

久間防衛大臣は、調査に自衛隊が参加することについて正当性を強調し、反対派の妨害活動を「異常な事態だ」と厳しく批判しました。

久間防衛大臣:「潜水の協力も含めて、防衛施設庁から依頼があったので、海上自衛隊においても協力を行った。民間業者が、それ(海底調査)をやるのを力ずくでさせないということ自体が異常な事態でしょ。それ(海底調査)が邪魔されて、なかなか短時間に終わらないようだったら、潜水についても協力をせざるを得ない」

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シュワブ沖でサンゴ調査 政府、普天間移設へ一歩

東京新聞 2007年5月18日 夕刊

 那覇防衛施設局は十八日朝、米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)のキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市)への移設に備え、シュワブ沖でサンゴの生息状況などを調べる事前調査に着手した。政府は調査を環境影響評価(アセスメント)の前段と位置付けており、移設実現に向けて目に見える一歩となる。

 シュワブ沖の複数の地点では、海上保安庁の警備ボートに守られながら調査船からダイバーが潜水し、午前七時半ごろから次々と機器類を水中に下ろした。機器の設置には三−四日かかる見通し。調査を円滑に行うため海上自衛隊が派遣した掃海母艦自衛官も調査に参加した。

 沖縄県仲井真弘多知事は、陳情に訪れていた東京都内で記者団に「防衛省の行う調査に自衛隊が持つ技術を利用することは考えられる(理解できる)ことだ」としながらも「船が来て行うのは荒っぽい」と述べた。

 調査に反対する市民らはカヌーなどに分乗して抗議活動を展開。海保のボートをかいくぐって調査船を取り囲み、ダイバーを潜らせないようにした。海保側が警告を発した上でカヌーを引き離す場面もあった。

 近くの辺野古漁港では、反対派住民ら百人あまりが徹夜で座り込んだ。同地区の無職男性(59)は「絶対に止めなくてはならない。掃海母艦が来るという話もある。これが日米安保かとあらためて感じた」と話した。

 那覇防衛施設局は四月二十四日から事前調査の準備を開始。二十五日に久間章生防衛相と会談した仲井真知事が調査受け入れの考えを伝えていた。移設のためには正式な環境アセスが必要だが、沖縄県はシュワブ沿岸部にV字形滑走路を造る政府案を修正するよう求めており、アセス実施の見通しは立っていない。

シュワブ調査「海自が協力」

 久間章生防衛相は十八日午前の記者会見で、キャンプ・シュワブ沿岸部(沖縄県名護市)での事前調査について「先ほど海上自衛隊が協力を行ったとの報告を受けた」と述べ、海自の参加を認めた。

 海自隊員は海底での調査器具の設置作業などを実施。久間氏は参加期間について「二、三日あるいは三、四日。トラブルがなければそれぐらいで終わる」との見通しを示した。

 ただ、久間氏は自衛隊が調査に参加する法的根拠について「調査活動、情報収集など具体的に断定できない。理屈付けはいくらでもある」などと述べ、根拠があいまいであることを認めた。

 久間氏は派遣した海自の掃海母艦「ぶんご」が調査現場の近海に待機していることも認めた。久間氏は「(反対派の妨害活動で)混乱があったら人命救助など、何かあったら出られるようにしている」と述べた。

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東京新聞の記事をよく見てみよう。

「久間氏は自衛隊が調査に参加する法的根拠について「調査活動、情報収集など具体的に断定できない。理屈付けはいくらでもある」などと述べ、根拠があいまいであることを認めた。」

これが日本の防衛大臣である。へりくつをわめき散らせばいいと云うのでは、子供でも納得しないだろう。

久間は以前からわけの分からない発言をしているのだ。一例を挙げる。
http://kaigi.blog68.fc2.com/blog-entry-52.html
「久間長官は「もし選挙で(仲井真氏が)負けたら、法律を作ってでも(米軍普天間飛行場の名護市キャンプ・シュワブ沿岸部移設を)やるというぐらいの腹でぶつかっていかないと、自分の真意を理解してもらえないという思いがあった」と述べ、政府案(V字案)実現への決意を強調した。 」

彼は、「国の活動はすべて正しく従わないものはすべて悪」と云う、決定的に間違った思想でも持っているのか?こういう奴の部下がまともな人権思想を持てるかと言えば、疑問だ。いくつか例を挙げよう。

(1)
天木直人氏のブログで、読売新聞の記事が紹介されていた。
http://www.amakiblog.com/archives/2007/05/17/#000380

>5月17日の読売新聞「憲法改正への道」において次のような自衛隊幹部の言葉を見つけた。
>「(北朝鮮戦闘機が米民間機を攻撃する場面に遭遇したら)自分が司令なら攻撃を命令する。憲法9条より、私は日米同盟を選ぶ・・・」

とんでもない暴言だと思い、新聞を買って記事を確認した。記事全文を紹介するので各自参照されたい。

(2)
過去には自衛隊幹部のこのような事例も報告されている。

===引用開始

http://www.coara.or.jp/~yufukiri/localnet/sokankainyu.html

2002年11月20日?陸上自衛隊西部方面隊総監?陸将 松川正昭 殿
(略)

11月18日、日出生台演習場前で私たち日出生台対策会議や地元住民有志が、11月11日から実施されている日米共同訓練に抗議する集会を開こうとしていたところ、突然、戦闘迷彩服姿の貴職が現れ、「なぜ訓練に反対するのか、集会の趣旨を明確にせよ」と詰問されると共に「わたしはここの責任者だ」と立場を明らかにして集会に割り込んで参りました。

私たちは現職幹部自衛官の貴職の強い言動に驚きましたが、貴職が総監を務める陸上自衛隊西部方面隊への要請(9月30日、別紙)及び防衛庁防衛施設庁への要請(10月3日、別紙)、更には当日持参していた「アメリカのイラク攻撃に反対・有事関連法案廃案・日出生台演習場での沖縄駐留米海兵隊との共同訓練に反対」する大分県民、約9万名の署名で明らかにしているように、このアメリカのイラクへの先制攻撃ではその最前線に投入されることが確実な沖縄駐留米海兵隊が、この日出生台で共同訓練を行うことは許されないとの私たちの「反対の意志」を説明すると共に、陸上自衛隊の最高幹部の一人である貴職が、国民の基本的な権利である集会開催の自由に介入した違法行為を、厳しく追求しました。

しかし、貴職は、貴職に同行されていた他の幹部自衛官の制止にもかかわらず、「北朝鮮問題がある、この共同訓練は北朝鮮に対する抑止力になる」と強調され、更には「反対集会を開くと報道陣が集まり、訓練内容が敵国に知られる」などと、およそ時代錯誤としか言いようのない暴言をはかれ、集会の中止を求められました。

これら一連の貴職の言動は、貴職の目前で取材されていた報道各社によって広く県内外に、報道され、大きな反響を起こしています。

===ここまで

残念なことだが、自衛隊幹部には立憲国家や民主国家、法治国家の概念を理解できない人間が複数存在するようだ。そんな、言葉の通じない獣のような人間をどうやって制御するというのだろうか?文民統制などと世迷い言を言うのはやめていただきたい。

安倍晋三は、集団的自衛権の行使を研究するらしい。どうすれば自衛権を行使できるかその方法をさぐる、はじめに結論がある議論である。そんなことが出来るのなら、自衛隊法や憲法の改定など全く必要ないのではないか?
http://6601.teacup.com/egnima/bbs?M=ORM&CID=100&BD=16&CH=5

http://mixi.jp/show_friend.pl?id=2514523
キンシャチ様よりいただきました。