隠ぺい

 命にかかわることを隠すのは良くない。以下、グリーンピースからのメール。

(転送歓迎)

2007/07/20 臨時号
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柏崎刈羽原子力発電所の事故〜放射能測定の実態調査へ

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 7月16日、マグニチュード6.8の地震新潟県中越沖を襲いました。被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。この地震により、日本最大の柏崎刈羽原子力発電所で火災や放射性物質の環境放出を起こしたことが報道されました。そして、東京電力柏崎刈羽原発建設前の調査で、今回の地震を起こした断層の一部
を発見していたにも関わらず、その影響を過小評価していたことが明らかになりました。

 グリーンピース原子力情報資料室の協力を得て、緊急対応チームを柏崎現地に派遣し、放射能測定をはじめとする実態調査を行うとともに、全国55基の原発と六ヶ所核燃料サイクル施設について、耐震基準の根本的な再評価をすること、自然エネルギーの普及と省エネによって地球温暖化対策を進めるよう提言する声明文を発表しました。

◎声明文
http://www.greenpeace.or.jp/campaign/nuclear/documents/doc070719.pdf


 これまでにも日本では、原子力発電所の事故やトラブル隠蔽が数多く発生しています。

 2002年には、東京電力の運営する17基の原子力発電所が、トラブル隠蔽や安全規制を違反していたことが発覚し、運転を一斉中止。事実隠蔽は1980年代1990年代にわたり行われてたことを東京電力は公式に認め、責任者3名が解任されました。

 2004年の福井県関西電力美浜原子力発電所の事故では、4人の尊い命が奪われました。事故のあった美浜発電所3号機は1976年に運転開始をした古い原発で、これまでも不具合が幾度となく報告されてきていました。関西電力の安全対策は万全だったのか、今でも懸念が残っています。

 2006年には、青森県六ヶ所村の再処理工場で、プルトニウムを含む40リットルにも及ぶ放射性の液体漏れが発覚。

 そして今年3月には、1999年に起きた志賀原子力発電所でのトラブル隠蔽が発覚しました。

 事故によりひとたび放射能汚染が起きると、環境が破壊され、人体影響への懸念もでてきます。放射能災害の大きな危険を伴う原子力発電は、地震列島ともいえる日本にふさわしい技術ではありません。住民への電力供給と地球温暖化対策は、災害に強い分散型の自然エネルギーと、徹底したエネルギー利用効率化(省エネ)によって進めることを、グリーンピースはあらためて提言します。


◎2050年までにCO2を半減する自然エネルギーのシナリオ
『エネルギー・[レ]エボリューション――持続可能な世界エネルギーシナリオ』
日本語・要約版ができました。
http://www.greenpeace.or.jp/campaign/climate/e-revo/?gv

原子力発電の問題について、詳細はこちらから:
http://www.greenpeace.or.jp/campaign/energy/basics/security_html?gv

◎再処理について、詳細はこちらから:
http://www.greenpeace.or.jp/campaign/nuclear/stoprecycle/notes_html?gv


動画http://www.youtube.com/watch?v=4pGhXACyBzk

糸魚川―静岡構造線活断層 03seika28.pdf
http://criepi.denken.or.jp/jp/pub/annual/2003/03seika28.pdf