ひのきみ問題

教育委員会、トレーナー着用問題で根津さんいじめ

今日の東京新聞朝刊に、

「服のロゴでクビ?」

そんなタイトルで大きな記事が載った!


今日の一日行動参加者は約100人。

広島、大阪からも応援にかけつけてました。

寒いなか、本当にお疲れ様です。

明日は都教委の定例会です。

お近くの方は、ぜひ都庁で抗議の声をお願いします。


根津公子です。

トレーナーの件で校長や都教委に抗議の電話を入れてくださった皆さま、また、2月1日の事情聴取に駆けつけてくださった皆様、ありがとうございました。

電話を入れてくださった方の、報告メールに吹き出し、元気をいただいています。

1日の報告をお送りします。

2月1日(金)事情聴取。13時05分頃、呼び出しを受けた27階に行くと駆けつけてくれた大勢の人たちが都教委の警備に阻まれながら抗議をしてくださっていた。後で聞くに、50人もの人が駆けつけてくださったとのこと。ご都合をつけてくださった皆さん、ありがとうございました。

配置された警備の人たちに向かって「担当者は誰ですか」と聞くと、名札を外した人が出てきたので、名前と役職、そして今日ここに私が呼ばれた理由の説明を求めた。しかし答えない。「人を呼びつけておいて、呼び出す側は名前も名乗らない。呼び出した理由も説明しない。名乗り、説明するのが当然でしょう」と言うと、「事情聴取の中で言います。事情聴取を受ける気がありますか」を連呼する。「これが最後です。事情聴取を受ける気がありますか」と脅す都教委某氏。
私はどうしても言っておきたいことがあったので、私の質問に答えることを確認して取調べの部屋に入った。

 聴取者は人事部職員課主任管理主事の高橋氏、記録は職員課課務担当副参事大野氏。

校長が報告をあげたのは、「平成19年10月19日及び11月22日」。

「前面に『強制反対 日の丸 君が代』、背面に『OBJECTION HINOMARU KIMIGAYO』と印刷されたトレーナーやTシャツを着用した」、それが「職務命令違反、職務専念義務違反」と報告が上がっているとのこと。私は前面の文字について、一言も校長から言われてはいない。

 高橋氏は、

?「10月11日2時35分校長より指導を受けましたか」「10月12日8時20分、10月15日10時45分、(まだまだ日時の特定が続く)鈴木副校長から着替えるように言われましたか」

?「10月18日8時50分、19日8時50分、校長から、ふさわしくありません。着替えてください。これは職務命令です、職務専念義務違反になります、と言われた後も同トレーナーを着用し続けたのは事実ですか」

?「10月24日、8時30分頃、職員打ち合わせ終了後、副校長が制止したにもかかわらず、マイクでトレーナー着用について机上にプリントを置いたと発言したのは事実ですか」と聞いてきた。

 私の答えは、

? 記録を持参していないので答えられません。
制服の指定があり支給されるのであれば、聞かれることもわかりますが、個人負担の服ですよ。服装の表現がわいせつ罪などの犯罪に抵触しない限り、まったく個人の自由に属する問題です。地法公務員法など、適用できることではないはずです。

? ・職務命令を受けた認識は、私にはありません。「職務命令です。職務専念義務違反です」と言う校長に、職務命令かを聞いても「答えません」だったり、12月6日には、「職務命令ではないでしょう」と言う私に、「職務専念義務違反です」と答えるなどでしたから、職務命令と認識していません。

・私はトレーナーを着用していても、ただの作業着で、仕事中にトレーナーの文字のことなど考えることはまったくなく、一生懸命職務に専念しています。職務専念義務違反などあり得ません。

一方、校長は勤務中、日常的に居眠りをしています。私は廊下を通った時にかなりの頻度で目をつぶっていたり、舟をこいでいる姿を見ましたが、これまではたまたま見てしまったのかと思っていました。しかし違いました。校長が私について職務専念義務違反で事故報告をあげたことを知った同僚たちから私は、「根津さんが職務専念義務違反で、なのに、校長の居眠りは職務専念義務違反にならないのかと思いましたよ」「職場の人はみんな(居眠りを)知っていますよ」と告げられました。校長の日常的な居眠りは、私だけの認識ではなかったことがわかりました。

 その前提で、校長の居眠りは職務専念義務違反ではないのですか? 私のトレーナー着用と校長の居眠りとどちらが職務専念義務違反なのでしょうか?(質問をするたびに高橋氏、「答える立場にありません」を繰り返すので、後日の回答を求めた)

・このトレーナーを私はこれまで何年も勤務中に着ていましたが、着用を禁止したり、事故報告を出したりした校長はこの尾崎校長のほかには一人もいませんでした。また、今日も東京のどこかの学校でこのトレーナーを着用している教員がいます。全国にもいます。なぜ、尾崎校長だけがこのようなことをできるのですか?その根拠、基準は何ですか?それとも校長の主観や恣意でできることですか?

? 職員打ち合わせでの発言は、事前に当日の司会者に申し出て、「最後に発言する」ことを確認していたことでした。

 私は服務事故など起こしていない、職務に専念していることを述べ続けているのに、聴取の最後の質問は、「今回の事故についてどのように責任を感じていますか。また、どのように責任を取ろうとしていますか」と聞いてきた。「それは、私への質問としては適当ではありません」と答えるしかなかった。

 1時過ぎから始まった事情聴取は、休憩時間を確保する配慮もないまま行われ、私が学校の休憩時間と同時刻の3時35分を1分過ぎたところでそれを要求するまで、校長も聴取担当者も知らん振り。「休憩時間を与えなければならない」のは私の職務ではなく、校長の職務に属すること、しかし、指摘されても反省の一言もなかった。休憩時間をはさんで事情聴取の再開、5時少し前に終了。

 服装にまで規制を加え、懲戒処分をかけてくる校長―都教委。「背中のOBJECTIONHINOMARU KIMIGAYO 日の丸・君が代反対は、生徒指導の前で着用するのは不適切」「学習指導要領に反対を唱えるのは学校現場ではふさわしくない」
と10月に校長は言った。百歩譲ったとしても、学習指導要領にも10・23通達にも、そこまでは書いてない。都教委は、尾崎校長にこそ指導助言をすべきところだ。

 こんなことで処分を発動させてはならない。


皆さん、都教委に校長に抗議の声を届けてください。

都教委の人事部職員課と南大沢学園養護学校校長に処分のための事情聴取をやめるよう抗議を集中してくださいますよう、訴えます。
都教委人事部服務係(処分担当):03-5320-6792 
都教委総務部教育情報課(苦情受付担当) 
   電話 03-5320-6733 FAX 03-5388-1726
南大沢学園養護学校
   電話042−675−6075

本日(2月12日)、2月14日(木)の都教委定例会に
「懲戒処分」議案が提出されることが告示されました。
根津公子さんのトレーナー着用処分(場合井よっては解雇)
が出される可能性が大です。

本日は、13時から「包囲ネット」の街頭宣伝行動、
16時30分から、「解雇させない会」「包囲ネット」などの
団体・市民による都教委への要請行動が行われました。
約50名が都教委人事部のところに押しかけました。

まず根津さんが、先日提出した「公開質問状」(本日が期限)
の回答を質すと、「文書では出せない」と言います。
また「みんなのいる前では言えない」とも言います。
そこで根津さんだけが人事部の部屋の中に入り聞くことになりました。
回答は、
「質問のすべてについて回答することはできません」
という、全く人を馬鹿にしたものでした。

その後、「包囲ネット」を含めて4団体が、
それぞれの要請文を読み上げ人事部職員に手渡しました。

「包囲ネット」は
<2・7東京地裁判決に従い、根津さんへの処分を強行するな!!>
という要請文と、
2・10総決起集会で採択された「特別決議」を渡しました。

終了後、都庁第二庁舎前で「報告集会」を開き、
退庁する都庁職員に向けてビラ配りをやりました。

石原と都教委は、「日の丸・君が代」を「踏み絵」にして
彼らの政策に反対する者を根絶やしにしようとしているのです。
そのために彼らは、無法・違法・不法の限りを尽くしています。

首都圏、全国の仲間の皆さん!
これは決して根津さんだけにとどまるものではありません。
また、決して東京だけにとどまるものではありません。
商業新聞で≪都教委は目を覚ませ≫と書かれても
都教委の暴走は止まりません。
茶色の朝」がまさに眼前で進行中です。

この「圧政の大塊」(中身は脆い)を打ち砕くことができるのは、
一般ピープルの「自由の鉄槌」(大衆行動)だけです。

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都教委包囲首都圏ネットワークでは当面、
2月14日(木)の都教委定例会に向けて
次のような行動を予定しています。

・2月13日(水)13時〜17時、街頭宣伝行動。
         17時〜18時、都庁退庁時ビラまき
・2月14日(木)<一日行動>
         8時〜9時、都庁出勤時ビラまき
         その後、傍聴行動
         その後、都庁第二庁舎前座り込み
         もし、処分などがあった場合は、         
         17時〜19時 「緊急抗議行動」に。
         (翌日以降処分が出た場合は、
         処分がわかった日にやります。)

また、「解雇をさせない会」でも以下のような行動を計画しています。
●2月13日(水) 8時〜根津さん座り込み(都庁第二庁舎まえ)、情宣活動 
        16時半〜都教委要請

●2月14日(木) 8時〜ビラまき・情宣行動、9時30分〜都教育委員会の傍聴。
        10時半〜座り込み。17時〜チラシまき・集会。
        (8:00、都庁第二庁舎前集合集合)
お互い重なりあってやっています。

とにかく、全国各地から以下のところへ抗議の声を寄せることが重要です。
石原都知事・仲村教育長
都教委人事部服務係(処分担当):03-5320-6792 
都教委総務部教育情報課(苦情受付担当) 
   電話 03-5320-6733 FAX 03-5388-1726
南大沢学園養護学校
   電話042−675−6075

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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
  http://kenken.cscblog.jp/


学校への「日の丸・君が代」強制に反対し、
君が代」不起立・不服従を貫く根津公子さんが、
卒業式での「君が代」不起立処分を待たずして、
処分・免職にされる危険性が高まっています。

「OBJECTION HINOMARU KIMIGAYO」と背中に文字のある
トレーナーを勤務中に着用していることについて
校長が都教育委員会に「事故報告」を上げ、
2月1日に都教委は根津さんを事情聴取しました。

2月14日(木)の都教委の定例会議で処分が下されるかもしれず、
もしかしたら免職(解雇)ということになるかもしれません。

校長の言い分は、
「背中のOBJECTION HINOMARU KIMIGAYO 日の丸・君が代反対は、
生徒指導の前で着用するのは不適切」
「学習指導要領に反対を唱えるのは学校現場ではふさわしくない」
とのことですが、実際には、学習指導要領にも10・23通達にも
そこまでは書いてないそうです。

ですので、今回の事故報告はまったく根拠のないものです。

根津さんがこのトレーナーで処分ということになれば、
それは、「日の丸・君が代」、またその強制に賛成か反対か、
という議論以前に、
とにかく、〈校長―都教委〉の意に反するものは、
いかようにも処分することができる、という横暴を許すことになります。

社会のタブーである「日の丸・君が代」に触れたものは、クビになってもしょうがない、

ということを常識化することになってしまいます。

そこには客観的な道理にあったルールも何も存在しないのです。
より力のある者の恣意的判断にすべてが委ねられてしまう、
ということになります。

年齢や性別、国籍などの違いに関係なく、平等・対等に議論するなかで
社会のあるべき道をつくっていこう、という民主主義の原則が
根本から崩されることになります。

集団のなかで異なる意見を述べることが難しく、
少数意見を「変わってる」「生意気」とレッテルを貼り、
あたかも他の意見はなかったかのように黙殺――、
空気をすばやく読み取り、常に大勢に同調していないと、
存在さえ危ぶまれるような社会……、

戦前の日本社会は、異端・異民族を排除し差別する社会でした。
「日の丸・君が代」処分の実態を見るにつけても、
先の戦争を担ってきた精神構造は変わっていないことがわかります。

だからこそ、
少数者の意見、異なる文化を尊重し、
平等に、自由に意見を述べ合うことができる社会にするためにも、
「OBJECTION HINOMARU KIMIGAYOトレーナーを着たら処分」
「歌わないとクビ!」
なんていう道理のない「命令」が幅をきかすようなことを許してはならない、
と切に思っています。



動画の中でも千高教組W氏が言ったように、このような事情聴取は認められません。
根津さん、屈することなく頑張ってほしい!