世代の溝

「いまどきの人たちは分からんね」
年長者にこんな意識を植え付けるのは何だろう。
高校3年生でさえ「今の2年生が考えてることは理解できない」という決まり文句を言ったりする。

バラエティ番組が登場して以来、新聞・テレビに深さを感じ難い内容がしばしばある。

女王のような細数か。新しい人たちの価値観を毛嫌いして軽蔑しているように見える。「この私が一番正しい。小さいものは長いものには巻かれなさい」と宣伝する媒体に人気があるらしい。

こんな番組が自分で考えない人間を作っている様に感じる。

□今朝のラジオ朝一番6時は内橋克人さん、7時は雨宮かりんさんでした。

内橋さんは、最近朝日新聞社から出版された新書「偽装請負http://opendoors.asahi.com/data/detail/8113.shtmlについて紹介、組織ジャーナリスト13人が正面から取材したという。
内橋さんはこう語っていました『働かせる側の雇用責任、労働者の尊厳、安全安心を訴えている。この中でミヤザキトモミさんが「自分の子どもたちがこのような酷い働かされ方されているのをほう被りのまま通り過ぎることが出来るのか」と言っている。…世代意識の断絶はどこからかを考えないと解決しない』

雨宮さん『若者には日常が目的のない戦争です。働く若者たちの二分の一が非正規雇用で、若者は「自己責任、勝ち負け」という言葉を浴びせられ、自分を責め傷つけ、未来が見えないことが精神に影響しています。敵が何か分かっていない。フリーターで死んでいくならただの弱者、いっそ戦争でリセットさせたいと言う若者がいる。…モラルがないと言う政治家こそ道徳を勉強して欲しい』

二人とも若者の雇用問題について熱く語っていました。