空の表情
水蒸気の都合でいろいろに表情を作る空。
15日午後、羽田に着陸する飛行機は天使の梯子(ヤコブの梯子)に入ろうとしている。
夕暮れを迎えた首都東京は赤い霧に包まれた墓石のように見えなくもない。
東京タワーが尖っている。
17日午前10時、一ノ倉沢林道、マチガ沢手前で車のダッシュボードに不思議な色が反射しているのを見つけ空を見上げてみた。
善き事の兆候などどいう迷信を信じる訳はないが、意外なものを見つけた驚きがあった。
彩雲の一つだろう。光環と暈の中間のようなものだ。これなら氷の粒がムラなく空に広がっているはずだ。まもなく高層雲が発生しようとしている。
この写真のすぐ後には帯状高層雲が流れて来た。
「使徒再来」襲いかかるような威圧感、不気味な美しさだった。