これからの労働環境作りに

tomonee2007-08-04


青年ユニオンを支援しましょう



若者の再起を支え、既存の組合も再起しよう。

 労働組合の存在そのものが危機にさらされている状況ですが、労働市場が大きく変化した今こそ、労働運動も新たな形になることが必要だと思います。子どもや青年たちのこれからの労働環境がとても心配だという方、この労働組合を支える会に参加しませんか。
 「首都圏青年ユニオン」はパート、アルバイトなど不安定雇用の青年たちが中心となり、2000年12月に「東京公務公共一般労働組合」の一つの支部として結成した、若い世代のワーキング・プアの労働組合です。
 活動も彼らの実状に合うやり方が工夫されています。団体交渉は、7時頃に設定され、メーリングリストで呼びかけて組合員が集まるのですが、団交の打ち合わせは喫茶店代が出せないため路上や公園でやるそうです。喫茶店代を持っていて当然だというやり方だと、たちまち来れなくなる人がいたりと、今までの労働組合のように「何か飲みながら」という世界とは相当違います。
 普通の労働組合は「まともな生活が出来る賃金」を要求する話ですが、青年ユニオンはずっと低く、最低賃金法違反、残業代未払い、有給休暇がない、社会保険未加入など労働基準法レベルの話がほとんどです。だから、労働組合として要求すればほとんど勝っています。(勝った経験のない若者にとって、ここで勝つということはとても重要なことです。)
 組合としての要求水準が低いといっても、彼らの闘争は若年労働者救済の先端にあります。
 
 青年ユニオンは非正規中心の組合なので、財政が弱いのです。その財政を支えるために2004年6月に「首都圏青年ユニオンを支える会」が中学・高校・大学教員、弁護士を中心に発足しました。
 若年層の低処遇労働者の状況を改善する社会運動の一つとして、若年層の労働組合を財政的・社会的に支えつつ、自分たちも様々な運動を行う市民運動があっていいと思います。
 青年ユニオンが成長し、既存の組合と連携体制をつくりあげていけば、全国の労働組合運動に大きな希望を与え、その運動スタイルや組織形態が発展します。
 今は若年層を社会運動が支援しなければならない状況です。
 とくに教員のみなさん、教え子がすぐにでも直面する労働トラブルへの「保険」を彼らの代わりにかけませんか。