無駄会議が中断するらしい

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/news/20070913k0000e010070000c.html
安倍首相辞任:教育再生、宙に浮く? 会議は困惑  
 安倍晋三首相のトップダウンで発足した教育再生会議が、首相の辞任表明で宙に浮きそうな雲行きだ。土曜日授業の復活や見送りになった親学の提言など、何かと物議をかもした教育再生会議。12月には最終報告をまとめる予定だ。池田守男座長代理(資生堂相談役)は「新しい指導者に提言する」と、とりまとめに意欲を見せる一方、「しばらくは推移を見守る」と困惑を隠せない。

 「残念でした。とにかく残念でした」

 再生会議の渡辺美樹委員(ワタミ社長)は、安倍首相の辞任に何度も「残念」と繰り返し、「(参院選後も)教育再生への思いがあって首相の座に残られたならば、3次報告まで頑張っていただきたかった」と語った。

 池田座長代理は「(首相辞任は)重大なことであると受け止めている。ただ、委員からは『前途が危うい』というストレートな声はない。そういうことを感じている方は皆無だと思っている」と話す。教育再生担当の山谷えり子首相補佐官も「教育再生が国民の願いであることは変わらない」と会議の存在意義を強調した。

 教育再生を政権の最重要課題に掲げた安倍首相。中央教育審議会文科相の諮問機関)の渡久山長輝委員(元日本教職員組合書記長)は「小泉政権の時、教育は大事にされていなかった。良くも悪くも、安倍首相の『教育は大事』という姿勢はよかった」と振り返る。

 年末に向けて予算編成の時期に入ることもあり、中教審の田村哲夫委員(渋谷教育学園理事長)は「改正教育基本法など教育再生の枠組みができ、これから中身(予算)を教育再生会議と連携して決めていこうとしていた矢先だったのに……」と今後の教育条件の整備に不安を隠さなかった。【高山純二】

毎日新聞 2007年9月13日 13時42分

改悪教育基本法を軸に教育勅語を復活させようとする会議である。学校だけでなく、幼児教育から家庭教育・生涯教育にまで国民としての規範を示し国家が個人に指示をするような教育基本法である。そんな法律をどうやって具体化していこうかという話し合いが行われていたのが教育再生会議だ。この半年間、教育の現場は子どもたちだけでなく、学校の異変に気がついた保護者をも悩ませ苦しめてきた感じがする。一斉テストはその一つにすぎない。子どもたちの学校生活の日常からして変わってしまったのだ。去年まではなかったことが始まって、日々困惑することばかり。例えば体育で「匍匐前進」に慣れるようにしているのではないかと思える団体演舞が始まっている。屋外で素足になって腹這になるのだから、これは演舞の一つだと言われても、まるで訓練。市教育委員会には軍事訓練みたいじゃないかって抗議しようか。
そういえば、柔道とダンスを必修にしようという話が出てましたね。ああ恐ろしい。ダンスを名目にその身体操作の中に軍隊の動きを織り交ぜようという企みに思えてきた。