http://www.jcp.or.jp/youth/koyou/koe21.html
不満 :学歴、性別で就職差別がある、給料が安い、残業代がでない、休日が少ない、労働時間が長い、社会保険に入れない、いつリストラされるか不安
 工場の品質管理・マシンエンジニアで勤めている私の知人が話していた工業現場の話の一部聞いてください。
 経営側はバブル崩壊から始まった”経営再建のためコスト削減”を口実に、それまでいた現場の正社員を解雇し新卒社員の採用をせず”低コスト・使い捨て”が出来る業務請負会社の契約社員で現場を固めた。たしかに表面的にコストの削減につながり企業としての利益が向上したのは特に日本を代表する企業の収支決算を見ればおわかりですよね。
 しかし現場で管理してる立場の彼に言わせると”そんなのは一時しのぎにしかなってない・これから起きる本当の危険なことがわかってない”とよく言っています。
 これから起きる本当の危険とは”品質の低下”イコール”技術力・競争力の低下”結果”日本の国力低下・貧国への道”が待っているといってました。”たかが部品一つ”でも質が悪ければ機械は動けなくなる。本来2・3年を掛け製造技術を取得していかなければならない。しかし業務請負会社の契約社員さん達は製造技術を十分取得してない。それなのにスキルだけは過剰なまでに求められる。労働時間は平均12時間前後は普通さらに2・3時間プラスもザラ、休日出勤当たり前。少しでも出来が悪るかったり残業・休出を断ったり有給を使った人は契約終了前解雇や契約更新されないのを目にしてきたと言ってました。
 これ程まで長時間・早出・深夜・休出をしても月の総支給は25万位しかならないそうです(賞与はなく通勤手当も出てるかあやしいそうです。)
こんな使われ方で人として”仕事に対するヤル気責任”が生まれますか?
場当たり的その場しのぎな人使いで”技術や品質の向上”が出来ますか?
いま製造業の現場で起きていること、”労働意欲の低下””技術の低下””品質の低下”です。いままではありえなかった”単純ミス・製品クレーム”が連発し、わずかにいる正社員達が対応に追われているのです。
 彼も連日帰宅は限りなく深夜。休日も仕事をせざろうえない状態といってます。「少々給与は安くても自社で社員育てやってればこんな”単純ミス・製品クレーム”なんて滅多に起きないんだ。一時的にコスト下がっても結果として違った部分で無駄なコストかかて」ると嘆いています。
"一時しのぎで長期的対策なし”のツケの一部として知っていただければ幸いです。
  私は今まで共産党さんに対して”怖い・悪いイメージ”を抱いてました。
 しかしHPやTVを見て真に弱者だけでなく日本全般のこと本気で考え理解してる唯一の党というのがわかりました。(EU圏の民主社会主義に近い考えの綱領なんですね!)