「COOP商品」
ニュースキャスターは画面に「COOP商品」を持ってきてるけど、生協解体を狙う企業を援護するように感じた。
背景にはアメリカの強い要求で輸入食品の検査を緩和してきた経過があります。
各社が自主回収する商品(市販用)
■ジェイティフーズ
中華deごちそう ひとくち餃子
お弁当大人気! ミニロールキャベツ
お弁当大人気! 豚肉のごぼう巻き
お弁当大人気! 2種のソースのロールキャベツ
お弁当大人気! 豚肉の3色野菜巻き
CO・OP とろ〜り煮込んだロールキャベツ
■加ト吉
Sごっつ旨いチャーシュー6枚入りラーメン
ごっつ旨いチャーシューメンとんこつ
■味の素冷凍食品
ピリ辛カルビ炒飯
■マルハ
金のどんぶり お手軽一品!牛丼
金のどんぶり 牛たま丼
■紀文食品
じっくり煮込んだ牛すじ 牛煮込み
■神戸物産
豚お好み焼き
牛丼
豚丼
焼肉丼
カツ丼セット
酢豚セット
お弁当ミニロールキャベツ
豚肉の3色野菜巻き
■日本生活協同組合連合会
CO・OPビーフカレー
■ジオラ
牛たん和風ジャーキー
特選金印牛たん
べこ政宗の厚切り
牛たんセット
炭焼き牛たん
牛たんのステーキ
■カネテツデリカフーズ
牛すじ串【赤身】
赤身牛すじ肉
穫れ処 旨牛すじ肉
■日本ハム
(業務用)ソーセージ
http://www.seikatsuclub.coop/coop/news/20080131.html生活クラブ生協連合会は、生協の全国組織である日本生活協同組合連合会(以下、日生協)の会員組合ではありますが、回収対象となっている(2/1現在)「COOP手作り餃子」「COOP本場中国肉餃子」「COOPとろ〜り煮込んだロールキャベツ」を含め、「COOP商品」の取り扱いはありません。
生活クラブでは食品の取扱いにあたっては、「国内自給力の向上」と「安全・健康・環境」を基本に独自の規格で製造することを基本姿勢としています。原材料は国内産の利用を優先しています。 そのなかでも、すでに内容が明らかになっている生活クラブ提携先の生産物を指定して原料として利用することを積極的に進めています。
原材料の入手経路・製造・流通工程を確認しています。
食品添加物不使用を非常に高い水準ですでに実現しています。
また一般には、低価格追求のために人件費の安い海外の工場に製造委託するということが広く行われていますが、生活クラブはこの点についても、生産工程の確認しやすさや国内製造業を守るという考え方から、国内生産を原則としています。「天洋食品」製造の品目も取り扱っていません
上記説明の理由から、ジェイティフーズ・加ト吉・味の素食品等、食品メーカー各社が販売し自主回収の対象としている商品の製造元である「天洋食品」(中国河北省)で製造された製品についても、生活クラブはいっさい取り扱っていません。生活クラブの「餃子類」「ロールキャベツ」について
餃子類・ロールキャベツはいずれも生活クラブ・オリジナル! 安心してご利用ください 。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-02-02/2008020202_01_0.html
最初の事件が発生してから公表、輸入・販売中止の措置に至るまで一カ月も経過しています。兵庫、市川市の事件では毒物中毒として病院が行政当局に通報しています。関係業者と行政の対応は遅きに失し、被害の拡大を招いた責任は重大です。日本共産党の国会議員団は一日、福田康夫首相に対して、政府の責任で新たな被害を防止し、中国政府と協力して原因究明に当たること、輸入食品の検査体制を抜本的に強化することなど、今回の事件を受けて緊急の申し入れをしました。
日本は六割以上の食料を輸入に依存している一方、食品衛生法に基づく国の輸入食品の検査率はわずか一割にすぎません。国民は今回のように実際に食べて被害に遭ってはじめて危険を知るか、慢性的な影響は知ることもできないという不安の中に放置されています。食料自給率の引き上げにとりくむとともに、輸入食品の安全確保に政府が責任を果たすことが決定的に重要です。日本共産党は輸入食品の検査率を現在の10%から50%に引き上げ、それを支える食品衛生監視員を抜本的に増員するよう求めています。
政府の輸入食品のモニタリング検査は検査結果が出る前の流通を認めているため、食品汚染を発見しても国民の口に入った後という本末転倒の事態が起こっています。有効な食品検査として検査結果が出るまでは輸入を留め置くようにするのは当然です。
この背景にはアメリカの強い要求で輸入食品の検査を緩和してきた経過があります。国民の命と健康にかかわる問題であり、アメリカいいなりを改めて自主的な姿勢を確立する必要があります。
開発輸入の検証が必要
問題の冷凍ギョーザは、中国河北省の「天洋食品」が製造しました。日本たばこ産業(JT)の子会社「ジェイティフーズ」が企画し、総合商社「双日」の子会社「双日食料」と「天洋食品」の三社が共同で試作・生産したものです。コストを引き下げるために、日本企業の企画・指示で海外の工場に生産させる典型的な「開発輸入」です。安全の確保をコストの犠牲にしていなかったか。当事者はもちろん、「開発輸入」にかかわった企業には徹底して検証する責任があります。