作文教育

高校作文教育研究会は、これから1年間ほど、会のテーマを「聞き書き」として、聞き書きの可能性、授業で実践する際の具体的手だて、その課題などを検討します。

私たちの例会に、毎回各地の中学、高校のすぐれた実践家10人ほどをお招きし、みなで共同討議をします。
もちろん、生徒作品を丁寧に読みながら、具体的に考えましょう。

この成果は、研究会として本にまとめて出版する予定です。
そのために、まずは来年5月頃から雑誌「月刊 国語教育」に1年の連載をすることが決まりました。
みなさんの積極的な参加を希望します。

今決まっている日程と報告者は以下の通りです。
詳細は、決まり次第、また連絡します。

例会は毎回午前10時から午後4時半まで
場所は鶏鳴学園
会費は1500円です

?10月19日(日曜)

東京の私立女子校の「女子学院中学」で数十年にわたり続けられた「祖父母の戦争体験の聞き書き」を取り上げます。
指導された小野田明理子さんの報告があります。
この実践は本にもなり、作家の早乙女勝元氏が絶賛して、映画にもなりました。
4年前にも『15歳が受け継ぐ平和のバトン 祖父母に聞いた235の戦争体験』(高文研)が刊行されています。
この実践の特色は、「小説風」にまとめさせていることです。その点も考えたいと思います。


?12月14日

今は退職されましたが、福島県の中学でのすぐれた実践家で日本作文の会の常任委員でもあった佐藤淑子さんのお話と、
現役で副島の中学で聞き書きを実践している佐藤修二さんの報告があります。

両佐藤氏から、しっかり学びたいと思います。


?2月15日

今、日本福祉大学付属高校の今田和弘さんに報告を依頼しています。
これはハンセン病患者への聞き書きを、高校生に行わせたものです。
高校生にとってはそれは衝撃的な経験になり、その後の人生にまで影響を与えているように思います。

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 中井浩一
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