戦後を考えたい日

http://blog.livedoor.jp/ygjumi/archives/67519396.html

肥田舜太郎医師、内部被爆の真実・危険とどう向き合うか





http://www.ustream.tv/recorded/21511239





上記の動画を見て、起こしたメモです。
ご覧になられる方の少しでも参考になればと思います。



* 放射線というのはある物質の小さな粒。放射線の粒の直径は1ミリメートルの60億分の1。そんな小さなものが人間の身体を痛める。

* 外部被爆というのは人間の身体への外からの放射線の影響。

* シーベルトは空気の中や地面の放射線の強さ。

* 政府は内部被爆の危険性については口を噤んでいる。

* 放射線の粒が体内に入ればどんなに少量であっても必ず影響がある。

* 放射線は人間の身体を何年もかかって、中から壊す。



* 1945年9月2日に米軍隊が日本に上陸して日本は占領下に置かれた。その占領状態は7年続いた。

* 日本に上陸してきた1945年9月2日、放射線について政策を発表をした。

* 「原爆により受けた被害は米の軍事機密なので他言してはいけない」

* どんな怪我をしても、どんな風に具合がわるいというようことを話してはいけいない。

* 日本の医師は原爆患者を診てもいいがあらゆる記録、研究調査はしてはいけないと米国は命じた。

* 誰もが原爆の被害については口を噤んだ。



* 米国が撤退したあと、すぐに、日米安保条約という軍事同盟を結んだ。日本をソ連から米国の核兵器で守ってもらうために結ぶのだと日本政府は国民に嘘をついた。

* 米国の核兵器が不利になるようなことは一切してはいけない。

* チェルノブイリの被害はある程度知られているが、日本の原爆の被害は正確に世界に知らされていない。特に内部被爆についてはまったく理解されていないのが現状。
     
* 当時は内部被曝などという言葉はなく「入市被曝」と呼ばれた。つまり、広島市内に入ったための被曝。

* 焼け跡を歩いて肉親を探し回った人々が「入市被曝」をした。

* 占領軍は内部被爆は心配ないと言ってきた。

* 肥田先生は、国立病院に勤めたがマッカーサーにより首になった。

* 原爆の本当の被害は一般の人の頭の中には印象付けられていない。多くの人は、あの一瞬のピカが主要な被害だと感じている。

* 放射線の被害について日本人は何も知らない。

* 日本のほとんどの医師たちは放射線による健康被害に対する知識はない。広島、長崎の被曝者が日本の医者にかかったときにも、何の問題はない、病人ではないと言われた。

* 原爆では、広島ではウラニウム、長崎ではプルトニウムが使用された。

* 福島ではMox燃料が使われていた。ということは、ウラニウムプルトニウム両方によって引き起こされる被害が起こる可能性がある。

* 日本の医師たちは放射線による被害の知識はない。



* 日本人で放射線の粒が体内にはいっていない人はいないだろうと思う。

* 原発放射線を漏らさないで電気を生み出すことはできない。

* 原発にはたくさんの建物があり、真ん中の建物から、無数の管=パイプが使用されている。

* パイプの中には、高熱の蒸気と高濃度の放射線を混じったものが流れている。

* 管は既存のものが使われており、高熱と高濃度の放射線が通っていくことに耐えられるものではない。

* 現段階で、長い年数高圧のものを流すような使用方法に耐えていけるような物質はない。

* 管そのものから放射線がもれ始めるわけだか、それは勘定にいれてある。

* 安全許容量というのは、これだけの量は、人間の身体には安全だから出してもいいんだよという量。

* 絶対に漏らさないようにするためには、多額の設備投資をしなければならない。そんなことをしたら採算があわない。

* 経営が成り立つ範囲で漏れは管理するけれど、それ以上は、安全許容量ということで認めてもらう。

* 「原発から放射能が漏れて赤ん坊が死ぬのなんて最初から勘定に入っている」 

* 今までだって放射線は漏れてきたんだ。今になって、厳しいこと言われたら商売ができないというのが電力会社の言い分。

* 医学で証明できない限り、彼らは安全。



* この地球を汚したのはあなた方一人一人。夜煌々と電気をつける暮らしを貪った結果が今。みんなで力を合わせて地球をきれいにしなければならない。

* 自分の命の主人公に自分がなる。

* 具合が悪くなったら自分の生き方を反省する。日々の生活を省みる。生き方を改める。

* 自分の命を命がけになって守ろうとしなければならない。

* 自分は誰にも代わってもらうことのできない大事な命の持ち主なんだとというところから人生を組み立てる。

* 命を盾にものをいえる人間に明日から変わってほしい。

* 「どう生きるか、一番いけないのは、意味もなく夜起きていること」

* 「ものが一番大事、お金が一番大事という考え方は、明日からパサっとやめる」

* 基本は行動だと思う。何を考えるか、何を言うかではなくて何をするかが大事。



* 尾道疎開しお子さんを出産された方の質問:
「宮城に帰って家族三人で育てるのがいいのか、こっち(尾道)で子供を育てるのがいいのか?」

* 肥田先生の返答:
「どっちを言っても正しいと思っていない。問題はあなたとご主人の生き方の問題です。これからの。つまり、生きるのはあなたであって僕ではない。じゃあ、あたなとご主人がどういうものの考え方でどういう覚悟を決めて、この人生を生きようとするのか。その一番もとのところをお二人できちっと作らなくちゃいけない。形の上で、ここに残るか、宮城に行くかということではなしにね。どこへ行ったって同じ人生が待っている。今放射線では全く安全なところなんて日本中どこにもありません。おんなじことです。だから、放射線があろうと何があろうと、この親子三人、こういう覚悟とこういう意気込みで人生を生きるというのを一日も早くお二人で創らなくちゃいけない。ちょっとでもいいところがあったらそっちの方がいいわね。他人頼みの気持ちではこの世の中は生きていけません。自分が生きる。どんなところでも。ただ今までは生まれてきて親がいて育ててもらって今日までなんとか生きてきた。今までの延長線上で、自然に生きていけばいいんじゃないの?ぐらいの気持ちでは生きていけないんです。生きようと意志をきちっと決める。何をするかということも決める。子供はどう育てるかということも決める。それをお二人で、年寄りに学んだり、色んな人に聞きながら、納得のいく自分の生き方を一日も早くお決めになってください。それなしにどこに行かれてもなんにもなりません。それだけははっきり申し上げます」



* 「放射線の影響は生物である限り、遺伝はあります。理論的にもあるし、動物実験でも試されたきて、遺伝がないということはありません。どんな遺伝が、どういう風に、どんな人に必ずでるかどうかはまだわからない。あくまでもケースバイケース」

* 「放射線被害というのは元々が、同じ条件で、ほとんど同じで二人隣り合って被曝した人が片方は、一週間以内に死に、片方は90歳を越えるまで何とか元気で生きる。こういうことは始終あること。つまり被曝は一般的に起こるのではなくて、特定の人間とその放射線がぶつかって起こる現象なんです。だからその人間、その人間によって条件が全部違いますから。ある人には起こった。ある人には起こらない。これが当たり前のこと。運がいいとか、悪いとか、幸せだとか、そんなことはどうでもいい。そうではなくて、起こるか起こらないかは放射線とその人間との関係で起こること。一般的にどうこうということは何の意味もない」



* みんな一人一人が違うという前提で考えなければならない。

* 放射線は人間によくないという影響をいろんな形でたくさん出している。

* 放射線は人間と共存できないもの。一緒に生きていくことができない。



* 問題はあなたの生き方。どう思ってこれから生きていくか。

* 誰かに頼って生きていくというのなら絶望。自分が生きていく。生かしていく。

* 自分を創ることが一番大事

* 一人の人間として、食べること。寝ること。働くこと。トイレへ行くこと。遊ぶこと。休養すること。セックスすること。人間はこの6つしかすることがない。(7つあるような??)

* ひとつひとつを考えてやってほしい。どうするのが一番いいのかということを考えてほしい。

* 朝起きてから夜寝るまで、自分がやることを責任を持って、これがいいと思ってやってほしい。

* 自分が納得のいく生き方を探していく。

* 朝から晩まで納得をして動く。

* 放射能がでるものをは初めから使ったことが悪い。

* してしまった間違いを認め、反省すること。それがまずしなければならないこと。 

* 今は自分に都合の悪いことだけで反対しあっている。どうしたらいいと思うか、方法はない。安全な方はない。誰にもいい解決法はない。誰かが割を食う。初めからしてはいいけないことをしたのだからそうなるのは当然。いけない結果をなしにしようというのはムリ。

* 瓦礫の問題と土地をきれいにする問題については、今できることを、できる範囲でするしかない。

* 今の日本人の共通の敵は放射線