ちょと待って、巨大風車

tomonee2007-06-29

環境を守るための風力発電が自然を破壊していいものか―。

昨年は赤石山脈、 入笠山・鹿嶺高原の風力発電建設計画反対する署名活動についてご理解いただき、署名協力を下さった皆様にお礼申し上げます。
今のところ計画は一時的に中止になっています。

ところが、須坂市上田市にある根子岳日本百名山四阿山と尾根続きの花の百名山根子岳風力発電建設問題が持ち上がっています。

山の上に風車を設置するのはどこに問題があるのかというと、風車搬入用の道路建設のために森林を壊してしまうこと、災害が起きやすい条件を招いてしまうこと、風車の基礎を作るための穴を掘り、その土を何百台ものダンプが運び出すことなどで希少な生物の環境を破壊してしまうなどがあります。また、山の上に立つ巨大風車は渡り鳥を巻き込み殺してしまうのも問題です。

日本で稼動している風車は1314基。その大部分が平地や海岸沿いです。山岳地帯での設置例はまだありません。

地権者である財団法人仁礼会、駒津幸司事務局長は「土地に固定資産税がかかって収入がない。ゴルフ場経営が厳しい。」などの理由で風力発電を誘致しています。

根子岳風力発電を考える連絡協議会
http://www.geocities.jp/nagano_rosan/RK-01_07_3_11.pdf
長野県勤労者山岳連盟
http://www.geocities.jp/nagano_rosan/neko_wf_yobikake.html
どう考えますか?根子岳に大規模風力発電計画!!
http://www.geocities.jp/nagano_rosan/RK-02_07_3_11.pdf

http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/nagano/news/20070622ddlk20040336000c.html

須坂の風力発電施設計画:市民集会に70人−−連絡協 /長野
 峰の原高原須坂市)で計画されている風力発電施設の建設について、「根子岳風力発電を考える連絡協議会」はこのほど、須坂市の市民ホールで「根子岳風力発電を考える市民集会」を行い、市民など約70人ほどが参加した。

 須坂市政策推進課の職員や、菅平の自然研究会のメンバーらが須坂市の政策や自然環境、災害の四つの観点から報告と問題提起をした。

 自然環境保護の立場の報告者からは「イヌワシなどの重要な生息地であり、計画にふわさわしくない地域だ」などと反対意見が出された。一方、同市側からは「新エネルギーによるまち作りとして風力発電を考えたい」と説明し、自然エネルギーの活用について理解を求めた。

 同協議会の木村輝佳事務局長は「市民の発言を聞けてよかった。さらに多くの市民に考えてもらいたい」と話した。【大平明日香】

毎日新聞 2007年6月22日