「12・22全国集会」実行委員会

本日(12月27日)、「12・22全国集会」実行委員会では、
検定意見を撤回せず、訂正申請に対しても不当な修正を強要した
文部科学省に対し、7名の参加で「要請行動」兼「抗議行動」を行いました。

文部科学省からは、3人の係官(初等中等企画課1、教科書課2)
が出てきました。

私達は、最初に「12・22集会」で採択された
<高校歴史教科書の「沖縄戦『集団自決』」に関する記述から「軍命」を
削除させた検定意見撤回を求める特別決議>
を読み上げ手渡しました。

次いで、昨日発表された検定調査審議会の報告、
?沖縄の県民が要求していた「検定意見」撤回ではなく、
 あくまでもそれは正しいとしていること、
?訂正申請に対しても不当な修正を強要していること、
に対し、強く抗議しました。

それに対し、教科書課のT氏は、
・「検定意見は間違っていなかった」
・「訂正申請は最近の学会の意見を反映している」
などと述べました。

これに対し、沖縄の人たちは「歴史の偽造だ」と言っている、
生き証人が何人も「強制の事実」を述べている、と反論すると、
「審議会は歴史事実を認定するものではない。
最近の学会の意見を参考にして判断した。」とまで言いました。

「歴史事実より学説が重要なのか。歴史事実が
最初にあってその上で学説があるのでは。
歴史事実をしっかり伝えることこそが重要なのでは。
沖縄の人々の事実や体験を否定しているのではないか」と言うと、
あくまでも「学説を参考にして」と言います。

しかし、「沖縄の専門家はいなかったというではないか」と言うと、
「歴史は古代から現代まで広いので、沖縄だけの専門家と
いうわけにはいかない」などとも言います。
「それならなぜあのような検定意見を出せるのか」と聞くと
「学会の意見を参考にして」と堂々巡りです。

「検定意見」を撤回しなかったのは、
また、訂正申請への修正を強要したのは、
歴史事実よりも学会の意見を重視したからだと言うのです。

このような馬鹿げた話があるでしょうか。
これこそ「歴史の偽造」です。
これでは沖縄の体験者達は救われません。

結局、文部科学省は、
「自分達は間違っていなかった。
しかし騒がれたから、ヤバイと思い少し手直しした。」
ということなのです。

私達は最後に、こうした文部科学省の姿勢に対し、
「あなた達は一体誰の立場に立って仕事をやっているのだ。
多くの沖縄県民や国民を敵に回して仕事をやっているのか。」
と強く抗議をし、引き上げました。

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「立たないとクビッ!?改悪教育基本法の実働化をとめよう!
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何かありましたら、以下までご連絡下さい。
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   「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会 気付け 
        「12・22集会実行委員会」
      電話 090−6533−0542
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